番組審議会だより

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-第706回番組審議会-

開催日時

2025年4月22日(火)15:30~16:52

開催場所

北海道放送 役員会議室

出席の状況

委員総数 8名/出席委員の数 8名

出席委員の氏名 委員長:菅原 亜都子
副委員長:大﨑 雄樹
委員:佐々木 啓
委員:河治 和香
委員:世永 茂
委員:三上 直子
委員:村山 和佳子
委員:元井 麻里子
会社側の出席 勝田 直樹 代表取締役社長
土門 哲也 常務取締役
清水 收 取締役
藤枝 孝文 コンテンツ制作センター長
山岡 英二 コンテンツ制作センター局長
滝沢 淳一 メディア戦略局長
田村 隆行 オーディオビジネス局長
牧野 秀章 コンプライアンス室長
杉田 和俊 コンテンツ制作センター情報制作部長
加藤 千春 番組ディレクター
佐々木 延彦 メディア戦略局編成部長
磯田 雄大 コンテンツ制作センター報道部長
加藤 雅章 コンテンツ制作センターアナウンス部長
原島 崇 オーディオビジネス局編成制作部長
吉田 隆志 番組審議会事務局長

審議会の様子

番組審議会の様子(写真)

議題

・テレビ番組『日本のチカラ』「南極に行った“殿様”~あこがれの大地へ~」(3月2日放送)

議事の概要

月次報告

編成部(テレビ番組関連)

視聴率、4月改編、放送番組の種別の公表

報道部(報道番組関連)

JNNドキュメンタリー勉強会、ドキュメンタリー番組放送予定

編成制作部(ラジオ番組関連)

聴取率調査実施予定、有料配信イベント

議題番組に関する委員の主な発言

  • 歴史の重み、流れを感じることができる番組だった。最後の「南極に行った殿様は次の時代を見据えている」というナレーションは、南極から戻った後の地域への貢献を想像させ、見事に番組のタイトルを回収して印象深かった。
  • 伊達市と伊達家は関係があるんだろうという認識はあったが、今回の番組できちんと歴史を学ぶことができた。番組終盤の娘さんへの思いとして語ったコメントは、南極観測隊に参加したからこそ言えることで、特に感銘を受けた。
  • 番組タイトルにインパクトがあり、切り口がよかったと思う。現代における侍の末裔の存在は驚きだった。ただ、南極の描写がやや物足りなく、娘さんのキャッチーなコメントの背景についてもう少し詳しく描いて欲しかった。
  • 見る人によって印象が異なるだろう。藩とか石高にあまり縁がない北海道より、宮城県など道外の視聴者の琴線に触れる内容だったかもしれない。また、当主の役割は娘さんが継げるのかどうかが描かれていなかったが、気になった。
  • 夢に挑戦する話でもあり、家族の話でもあった。印象に残ったのは父として娘に語るところ。伝統や文化の伝承について考えさせられるシーンだったが、逆に娘さんは当主の仕事や伊達家に生まれたことをどう思っているか聞きたかった。
  • 当主の存在やその生活など初めて知ることばかりで面白かった。いろいろ知るとさらに知りたくなり、歴代の当主の仕事、日常生活の中での当主の役割のウエート、そもそも当主がどのように決まるのかなどが気になった。
  • 教育番組はこれでいいという作り手の思い込みがあったのではないか。内容が平板というか、切り取り方にもうひと工夫が欲しかった。見ている人が引き込まれる南極の映像や現地で感じた言葉などがもっとあればよかったと思う。
  • 歴史の話でも南極の話でもなく同世代の人間がどう生きていくかというメッセージとして受け取った。地方の制約というテーマも感じた。ただ、タイトルからはそれらを想像することができず、議題でなければ見なかったと思う。
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