番組審議会だより

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-第692回番組審議会-

開催日時

2023年11月14日(火)16:00~17:25

開催場所

北海道放送 役員会議室

出席の状況

委員総数 8名/出席委員の数 8名

出席委員の氏名 委員長:田尻 忠三
副委員長:安部 真弥
委員:菅原 亜都子
委員:佐々木 啓
委員:河治 和香(文書出席)
委員:伴野 昭人
委員:大﨑 雄樹
委員:世永 茂
会社側の出席 勝田 直樹 代表取締役社長
伊藤 弘二 常務取締役
土門 哲也 常務取締役
小玉 満 オーディオビジネス局長
藤枝 孝文 情報制作担当局長
吉田 隆志 コンプライアンス室長
メディア戦略局 吉田 智彦 編成部長
メディア戦略局 牧野 秀章 アナウンス部長
コンテンツ制作センター 磯田 雄大 報道部長
オーディオビジネス局 田村 隆行 編成制作部長
オーディオビジネス局 山根あゆみ  番組パーソナリティー
コンプライアンス室 市川 弘之 番組審議会事務局長

審議会の様子

番組審議会の様子(写真)

議題

ラジオ番組「防災の日特番 ラジオでつなぐ!言葉のバトン」(9月1日放送)

議事の概要

月次報告

編成部(テレビ番組関連)

視聴率、11月の主な単発番組

報道部(報道番組関連)

TBS「報道特集」でHBCクマ企画の放送決定、映画「ヤジと民主主義 劇場拡大版」公開、映画「ヤジと民主主義」公開直前市民公開講座「『メディアの沈黙』とジャーナリズムの力」

編成業務部(ラジオ番組関連)

イベント、年末年始編成

委員の主な発言

  • 胆振東部地震から5年が経ち、記憶の海に沈んでいた当時の経験を思い起こすことができた貴重な機会だった。このように有意義な番組はいつでも聴取できるようにして、放送局が折に触れて宣伝すべきではないかと思うとともに、スマホが使えなくなった場合に備え、電池式ラジオを購入しておこうと認識を改めた。
  • 推奨されている非常用リュックの重さがかなりのものとなることがリポーターの中継でわかるなど、備蓄品についての情報は勉強になり、自宅に用意してあるものを実際に量ってみる必要を感じた。持っていて助かった物に関するリスナーの情報は本当に役に立つので、それだけで特集組んでもらうと面白い。
  • 声って、意外と情報量が多いのかも。改めてラジオの底力みたいなものも感じた。また、胆振東部地震の時は停電中ずっとラジオを聴いていたが、うちの近所の情報が出てこないのがもどかしく、都市部の住民は気づかないけれど、土地の広い北海道では特に、地域FM局はライフラインとして侮れないと認識した。
  • 地域性の違いとか、それぞれの多様な取り組みを知ることができて、連携自体素晴らしい取り組みだと思うとともに、コミュニティFM局へのリスペクトが感じられた。HBCラジオの力の方が強いのだろうと思っていたが、普段からきちんと関係性を作っていて、その中で今回の番組が作られたのが理解できた。
  • 企画自体は画期的だが、ではHBCと地域のFM局が災害時にどのように連携するのか、多言語で発信は可能か、より連携を密にしていくにはどういう取り組みが今後必要なのかなどの考察があってもいい。全国的にはコミュニティFMの閉局が相次いでおり、FM局を取り巻く現状もどこかで言及して欲しいと思った。
  • ラジオを聴くのは大体車の中で、どうしても番組をずっと聴くっていうことがなく、2時間45分を1つのテーマでというのは長くて飽きる。特に後半はコミュニティFM各局との話し合いが主だったが、ラジオ局側の事情の話ばかりで、リスナーに何を訴えているのか、何を伝えようとしているのかが読み取れなかった。
  • テーマとしてはとても大切なものだが、3時間弱は長く、作り手側は情報をどんどん流すだけとなって、ながら聴取のリスナーからすると印象に残る事柄はないのではないか。重要性によって濃淡をつけて出す構成でも良いし、1時間ぐらいの番組で何週間にわたってシリーズを組むという作り方もあったと思う。
  • 災害時にデマがネットで流布されがちなところ、マスメディアは正確な情報を伝えるという矜持が番組で語られていたが、ラジオの信頼性の高さを感じるいっぽう、デマに踊らされる人々はまずネットが情報源なのであって、マスメディアが伝えることが正しいというプライオリティーをどう維持するかが実は大事。