-第685回番組審議会-
開催日時
2023年3月28日(火)16:00~17:23
開催場所
北海道放送 AB会議室
出席の状況
委員総数 8名/出席委員の数 7名
出席委員の氏名 | 委員長:𢎭 和順 副委員長:安部 真弥(文書出席) 委員:小山内 誠 委員:原田 憲朗 委員:田尻 忠三 委員:赤木 国香 委員:菅原 亜都子 |
会社側の出席 | 勝田 直樹 代表取締役社長 伊藤 弘二 常務取締役 土門 哲也 常務取締役 小玉 満 オーディオビジネス局長 長嶋 潤二 メディア戦略局長 羽二 生渉 報道・スポーツ担当局長 藤枝 孝文 情報制作担当局長 吉田 隆志 コンプライアンス室長 |
メディア戦略局 | 吉田 智彦 編成部長 |
コンテンツ制作センター | 磯田 雄大 報道部長 |
オーディオビジネス局 | 田村 隆行 編成制作部長 |
コンテンツ制作センター | 山田 文裕 番組プロデューサー |
コンテンツ制作センター | 岡尾 日香莉 番組プロデューサー |
コンプライアンス室 | 市川 弘之 番組審議会事務局長 |
審議会の様子
議題
テレビ番組「全国ボロいい宿~仰天!人気のワケを聞いてみた~」(2023年2月19日放送)
議事の概要
月次報告
編成部(テレビ番組関連)
視聴率、3月の主な単発番組
報道部(報道番組関連)
東日本大震災12年シリーズ企画、日本海溝・千島海溝地震防災対策計画の再提出、 ヘリコプター安全会議の開催、「NEWS DIG」
編成業務部(ラジオ番組関連)
改編(2023年ナイターイン編成)、イベント、特番
委員の主な発言
- せっかくロケで撮ってきた映像が、過剰なテロップで潰されてしまう最近のバラエティー番組の演出手法は、審議会のたびに言うがとても気になる。番組を華やかに見せる、盛り上げるという意図は理解できるが、ロケ出演者のコメントですらテロップが出ていないシーンの方が少ない感がある。
- 放送を重ねるうち、初め建物のボロさにネガティブな発言をしていた若くビジュアルの優れたタレントが、宿のストーリーに触れて最後は涙の別れ、というように構成が単純化されてきた。行ってみたいと思わせはするし、視聴者も一種のお約束として見ていると思うが、今後も続けるならもう一工夫あると良い。
- パターン化しつつも、シリーズ企画としてボロいい宿という存在を「定点観測」し、回数を積み重ねてきたことが視聴者の好評につながっているのではと思う。これまでの放送で紹介して来た宿の後日談などを、HBCアナウンサーが改めて取材するスピンオフ番組を作るのも面白いのではないか。
- 夫婦で営む宿も、夫が「ご主人」で紹介は苗字名前、妻は名前だけなのが、ジェンダーの視点からは気になった。ただ、表記としてフラットにするのが正しいけれども、この番組の持っている「古いものっていいよね」という雰囲気に合った呼び方をあえて選択する考え方も理解でき、すごく難しいなと改めて感じた。
- 宿とは、夜を安全に心地良く過ごし、朝を迎える場所だと考えるが、今回朝を迎える場面があったのは1か所だけだった。アクセスの悪い宿から夜ロケバスかなんかで帰ってきたのかなと想像すると興醒めで、番組として人気タレントを起用したい理由はわかるものの、泊まれる人という条件は最低限必要ではないか。
- 学校跡の宿は、女性リポーターの何でも一生懸命トライする姿勢に芸能人魂を感じ、応援したくなった。ひとつ外すと一気にアンチが増えるだろうけれども、このような体験型番組で頑張る姿を見せることは、若いタレントにとって応援してくれる人を増やす良い機会なのだなと思った。
- 過去の放送回では女性アイドルのリポーターが宿のボロさに驚いて…という役割だったところ、今回はSnow Manの2人がそのポジションに立ち、元・乃木坂46の樋口さんが、物事を積極的に捉えてチャレンジ精神を発揮できる女性として描かれるという点が、今回の放送の大きな特色だなと感じた。