卓田の「これ聴いてみればいいっしょ」 バックナンバー

2021年2月

2月28日の1曲

「翼をください」タックターMIX

卓田のひとこと

オリジナルは1971年2月5日にフォークグループ 赤い鳥が「竹田の子守唄」のB面としてリリース。その後教科書にも掲載され合唱曲として有名になりました。合唱曲としてだけでなく、J-POPのスタンダードナンバーとしても数多くのアーティストにカバーされてきたこの曲。1991年には川村カオリさんがロック調のアレンジでカバーし28万枚を売り上げるヒットになりました。今回は、去年の「卒業写真」に続いて様々なアーティストによるリレー形式のタックターMIXでお聞きいただきました。私が勝手に「翼オールスターズ」と名付けさせていただいた、9組のアーティストによる共演。徳永英明さん、Skoop On Somebody、平原綾香さん、トワ・エ・モア、長渕剛さん、倖田來未さん、川村カオリさん、渡辺美里さん、そして秋川雅史さん。それぞれ歌っているキーもテンポも、アレンジも違いますので多少の違和感はご勘弁を。

2月21日の1曲

「星の旅」あんべ光俊(1979年)

卓田のひとこと

岩手県釜石市出身のあんべ光俊さん。「遠野物語」がヒットしたフォークグループ「飛行船」に在籍し、解散後の1978年にソロデビュー。その年12月にリリースしたアルバム「碧空と海のすき間から」に収録され、翌年シングルカットされたのがこの曲。内容は「駆け落ち」の歌で叙情的な歌詞ですが、イントロの笛(オカリナ?)、アレンジやメロディーが牧歌的な感じでセンチメンタルな気分に浸らせてくれます。あんべさん、現在も精力的に活動中。詳しくはオフィシャルHPをチェックしてみて下さい。

2月14日の1曲

「Bad City」SHOGUN(1979年)

卓田のひとこと

私が小学5年生の時に、故郷・岩手県宮古市に西城秀樹さんのコンサートがあり、その時バックで演奏していたのが芳野藤丸さん率いる「藤丸バンド」。アイドルのバックバンドのレベルをはるかに超越した本格派ロックの演奏で、めちゃくちゃカッコ良かったのを覚えています。芳野藤丸さんは1978年にSHOGUNを結成し、ギター兼ボーカルを担当。1979年にはドラマ「俺たちは天使だ!」の主題歌「男達のメロディー」が50万枚を超えるヒットに。その人気も冷めやらぬ1979年10月にリリースされたのが「Bad City」でした。松田優作さん主演の伝説的ドラマ「探偵物語」のオープニングテーマでドラマとともに人気となりました。2015年のライブでこの曲を演奏した時も中高年層はもちろん若い世代も盛り上がったということで、このドラマに起用されたことはとても感謝しているそうです。

2月7日の1曲

「STEP TO THE NEW WORLD」SOULHEAD(2002年)

卓田のひとこと

SOULHEADは、姉のYOSHIKAと妹のTSUGUMIによる姉妹R&Bデュオ。札幌と江別で少女時代を過ごし、それぞれ高校時代にニュージーランドとオーストラリアへ留学。そこでソウル、R&Bに影響を受けたそうです。2002年にこの曲でデビューし、オリコン最高24位のスマッシュヒットとなりました。日本人離れしたソウルフルなハーモニーが印象的。ヒップホップ的な要素もありながら、どこか70年代ディスコのテイストも感じさせる楽曲は、当時アラフォーに差し掛かっていた私が聴いてもつい口ずさんだり体を動かしたくなる聴きやすさで魅力でした。その頃、中年太りが目立ってきていた私はスリム化のためにジムに通い始めたのですがそのジムで毎日この曲がかかっていて、聴きながら運動するといい感じにメニューをこなすことが出来ました。しかし結局ジム通いは長続きせず、たいして減量効果ありませんでしたがこの曲だけは妙に印象に残っています。

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