卓田の「これ聴いてみればいいっしょ」 バックナンバー

2019年3月

3月17日の1曲

「LOVE LETTER」槇原敬之(1996年 アルバム「UNDERWEAR」に収録)

卓田のひとこと

片想いしている大好きな人が就職で遠くの街に行ってしまう。最後に気持ちを伝えようとラブレターを書いたけれど、渡せないままで…という曲。
人間、私のように50年以上も生きていると、徐々に恥じらいというものも失い、相手にどう思われるかなんて事も気にせず思った事をズケズケと言えるようになる。しかし、10代の頃を振り返ってみると、誰かに何か想いを伝えようとする時に、上手く伝わるかどうかも自信がないし、失敗して傷つくのも怖い。後になれば大した事でもなかったのにって思うような事でも、行動に移すのにとても勇気が必要だったりした記憶がある。だからこの曲を聴くと、心の片隅に置いてあった繊細な気持ちをちょっぴり思い出したりして切ない気分になります。

3月10日の1曲

「卒業」沢田聖子(1982年)

卓田のひとこと

1979年に「イルカの妹」というキャッチコピーでデビューし、今年デビュー40周年。元々子役としてテレビドラマにも出ていたことがあって、そのキュートなルックスからシンガーソングライターでありながら、アイドル的な人気もあった。しかし、ちょうど名前を知られ始めた頃、松田聖子さんが人気絶頂だったため聖子を「しょうこ」ではなく「せいこ」と読まれたりすることも…。
シンガーソングライターではあるが、この曲は三浦徳子さん・加藤和彦さん作詞・作曲。アレンジはシンセサイザーを駆使した80年代エレクトロ・ポップ風ではあるものの、間奏ではフォークダンスの定番「コロブチカ」も使われていて、私より上の世代に向けてもノスタルジックなインパクトを残す曲となっている。
現在もライブ活動をつづけ、ブログもほぼ毎日更新しているので、気になる方はチェックしてみては?

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