3月17日の1曲
「LOVE LETTER」槇原敬之(1996年 アルバム「UNDERWEAR」に収録)
卓田のひとこと
片想いしている大好きな人が就職で遠くの街に行ってしまう。最後に気持ちを伝えようとラブレターを書いたけれど、渡せないままで…という曲。
人間、私のように50年以上も生きていると、徐々に恥じらいというものも失い、相手にどう思われるかなんて事も気にせず思った事をズケズケと言えるようになる。しかし、10代の頃を振り返ってみると、誰かに何か想いを伝えようとする時に、上手く伝わるかどうかも自信がないし、失敗して傷つくのも怖い。後になれば大した事でもなかったのにって思うような事でも、行動に移すのにとても勇気が必要だったりした記憶がある。だからこの曲を聴くと、心の片隅に置いてあった繊細な気持ちをちょっぴり思い出したりして切ない気分になります。