卓田の「これ聴いてみればいいっしょ」バックナンバー

2019年2月

2月24日の1曲

「ディープ・パープル」五十嵐浩晃(1981年)

卓田のひとこと

1980年にリリースした3枚目のシングル「ペガサスの朝」が、50万枚を超える大ヒットとなった道産子アーティスト五十嵐浩晃さん。3月4日に62歳の誕生日を迎えますが、現在も楽曲リリース、ライブと精力的に活動中。
この曲は「ペガサスの朝」に続いてリリースされたシングルで、前作程のヒットにはならなかったもののとても良い曲で、もっとヒットしてもよかった…と思う曲。もとはファーストアルバム「Northen Scene」に収録されていて、アルバムとシングルではアレンジが違うので、聴き比べてみるのもよいのでは。

2月17日の1曲

「オレンジ」SMAP(2000年)

卓田のひとこと

シングル「らいおんハート」のカップリングにもかかわらずファンの間で人気が高く2016年リリースのベストアルバム「SMAP 25YEARS」のファン投票では堂々の2位にランキング。
青春時代の男女の別れを歌ったもので、特に卒業のシチュエーションを打ち出してはいないが、卒業ソングとしても人気があり卒業式で歌われることも。“高校生くらいのカップルが卒業と同時に進学や就職などで離ればなれになり、なかなか会えなくなって、このまま自然消滅するよりはきちんとピリオドを打つことが彼女のためになるのでは?と主人公の男性が別れを告げる”、とも受けとれる歌詞。(あくまで個人の憶測だが…。)
聴く人のシチュエーションによって違った感動を与えることがあるのが歌の面白いところ。

2月3日の1曲

「帰れない二人」井上陽水&忌野清志郎(2000年リリース「RESPECT!~The 30th Anniversary of KIYOSHIRO IMAWANO」から)

卓田のひとこと

元々この曲は、1973年9月に井上陽水さんのシングル「心もよう」のB面としてリリースされ、その年12月にリリースされたアルバム「氷の世界」にも収録されている。私はこの「氷の世界」をカセットテープで購入。まさにテープが擦り切れるほど聴いたが、特に「帰れない二人」は、優しさが滲み出てる歌詞とメロディーが印象的でお気に入りだった。
この曲は、デビュー当時同じ事務所だった二人がまだそれほど売れていなかった頃、清志郎さんが陽水さんのアパートに遊びに行った際に作った曲。その時、陽水さんは清志郎さんに手作りカレーをご馳走したのだとか。曲を作り、カレーを食べる様子を思い浮かべながら聞くとよりしみじみと二人の絆を感じる。

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