※日本時間0時、03時、06時、09時、12時、15時、18時、21時にひまわり5号のデータを解析して作画→1時間後に配信
TSFEのTSは雲解析(Temperature Satellite)、FEは(Far East)。
☆雲解析情報図のポイント
この図には、雲型・雲のパターン・風ベクトル・渦の位置、また低気圧の発達や気圧の谷の深まり具合などが記載されています。ひまわりの雲画像を一見するだけでは分からない情報が満載です。
<雲型>
上層雲域=雲頂高度がおよそ400hpa以上。積乱雲や雄大積雲ではない、上層雲だけの雲域
中層雲域=雲頂高度がおよそ600hpa以上~400hpa以下で雄大積雲ではない雲。
曇天域=雲頂高度600hpa以上で、上中層域のいずれにも入らない雲。厚い雲域。
積雲域=雲頂高度が900hpa以上600hpa以下で積雲が集まる雲域。
霧域=雲頂高度が900hpa以下で、霧もしくは層雲で構成されている雲域。
Cb域=雲頂高度がおよそ400hpa以上で、積乱雲(Cb)で構成されている雲域。
CG域=雲頂高度がおよそ900hpa以上で雄大積雲(Cg)で構成されている雲域。
<シーラスストリークとは?>
巻雲の筋のこと。高気圧性曲率を持つ巻雲の北の縁や上層の総観スケールの流れの場を表す巻雲の所に表記されます。
<トランスバースラインとは?>
シーラスストリークの中で、巻雲列が上層の流れに対して直角方向に並んでいる所に表記されます。強風軸に沿って出現し、乱気流を伴うことが多い。
<上層トラフとは?>
上空の気圧の谷。数値予報と実況との誤差検討に有効。
<強風軸とは?>
いわゆる強い偏西風帯・ジェット気流の位置。
<波状雲とは?>
この雲が見られる所では、乱気流発生の可能性が高い。
<風ベクトルとは?>
雲の流れを追跡することによって、風向・風速が解析されます。
<情報記述表の変化傾向欄>
Hとは…雲頂高度の変化/Aとは…雲域の変化/+=増加/-=減少/0=変化無し
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