「子牛はお腹まで浸かっていた」北海道北部の記録的な大雨から一夜明け 後か片づけに追われる一方で牧草地は水が引かず 別の地域では突風被害も
2025年08月27日(水) 18時24分 更新
荒木颯太記者
「豊富町の芦川地区です。牧草地一帯が水に浸かっていて、泥水の中には牧草ロール20個以上が確認できます」
8月26日から27日朝にかけて降った記録的な大雨。
酪農が盛んな道北の豊富町では、サロベツ川が増水して牧草地に流れ込み、まるで湖のようになりました。
酪農家 渡辺龍太さん
「(被害は)合わせれば70~80ヘクタール。3分の2くらい、半分以上は…」
道内は、26日から27日朝にかけて大気の状態が非常に不安定になり、豊富町では27日午前0時50分までの24時間で、観測史上最も多い197.5ミリの雨を記録。
上川・留萌地方などでは、道内で初めて線状降水帯の予測も発表され、旭川では未明に稲光とともに雨脚が強まりました。
大雨の爪痕は豊富町の隣、幌延町でも。
荒木颯太記者
「こちらはきのう氾濫した幌延町の川です。ブルーシートの上からでも道路が一部陥没しているのが分かります」
町内の飲食店では床上浸水し、関係者が後片付けに追われていました。
店の関係者
「3~4時間くらい(片づけに)かかった」
「きのうもちょっと心配だったが(思ったよりも)大丈夫みたい」
また、乳牛を育てているこちらの牧場ではボイラーが壊れたうえ、せっかく絞った生乳2,000リットルも無駄になり、20万円ほどの損害が出たといいます。
酪農家 横山大地さん
「牛は脚が浸かっていた」
「子牛はお腹まで浸かっていた」
大雨に加えて、強風による被害も。
空知の北竜町では、26日夜に突風が吹き、小屋が壊れて約20メートル飛ばされました。
小屋の所有者 佐藤稔さん
「20坪くらいの建物がごちゃごちゃに壊れちゃった。あっちまで飛んで行ったので、朝から片づけた」
「どうなったんだという感じ。周りはなんともないから」
27日は被災地の状況を調べる気象庁の「機動調査班」が現地入りし、被害状況の確認に当たっています。
札幌管区気象庁
「建物の壊れている状況を見る限りは、何らかの突風が吹いた可能性が非常に高い」
大雨のピークは過ぎましたが、27日夜にかけても土砂災害や河川の増水、宗谷地方では暴風に、引き続き警戒が必要です。