「ゆめぴりか」待望の新米が店頭に並ぶも…価格は4800円超で大幅値上がり 「500円でも下がれば」新米以外との価格二極化進む
2025年09月17日(水) 17時01分 更新
実りの秋。スーパーでは北海道産の新米が並び始めていますが…。
髙橋智也記者
「こちらのお店では、新米とそれ以外のお米で価格の二極化が進んでいるといいます」
札幌市南区のコープさっぽろソシア店では、道産の新米「ゆめぴりか」を9月12日から販売。
17日の価格は、2024年の同じ時期より1000円ほど高い4800円あまりでした。
一方、2024年産のブレンド米は、約3500円と割安感があり、新米とブレンド米で、客のニーズは分かれているようです。
客
「(新米が)ちょっと高い。始めは仕方ないと思うけれど、あとは様子を見ます」
「高いけれど仕方ない。(どれくらいの価格なら買いやすい?)4000円未満」
「麺類が増えた。米が高くなってから。せめて3000円台にはなってほしい」
新米を安く提供できない背景には、仕入れ値の高騰があるといいます。
コープさっぽろソシア店 阿部祐次店長
「何とか企業努力で少しでも安くしたいとは思っているが、今後の不透明感がかなりある。500円でも下がれば“コメ離れ”はなくなる感じはします」
全国のスーパーで販売された、9月1日から7日のコメ5キロあたりの平均価格は、前の週より264円高い4155円。
政府備蓄米の販売が減り、新米が出回ったことなども背景に、価格は上昇傾向を示しています。
17日に開かれたJAグループの定例会見で、ホクレンのトップは…。
ホクレン篠原末治会長
「物価高騰、資材含めてすべてが高騰しているということで、農家の営農もここは大事に生産していただきたい思いがある」
ホクレンによりますと、21日以降、新米の「ななつぼし」なども店頭に並ぶということです。