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アメリカ兵が持ち帰った日章旗がふるさとに戻る 寄せ書きの名前などから北海道当麻町から出征した旧日本兵のものと判明 

2025年08月13日(水) 16時00分 更新

北海道当麻町で戦没者の追悼式が開かれ、出征する兵士に宛てた寄せ書きがされた日章旗が、持ち主のふるさとに戻ってきました。



日章旗は、第2次世界大戦に従軍した元アメリカ兵が、戦場から持ち帰ったものです。



8年前に元アメリカ兵の弟が、旧日本兵の遺品返還活動を行う、アメリカのNPO「OBONソサエティ」に返還を依頼していましが、日章旗には持ち主の情報がなく、特定には至りませんでした。



しかし、寄せ書きされた名前などから、当麻町から出征した旧日本兵3人のいずれかのものだと判明し、当麻町の遺族会に返還されることになりました。



元OBONソサエティ・工藤公督さん
「兵士名の特定には至らなかったですが、町にとっても日本国民にとっても非常に喜ばしい結果になった」



日章旗には、「元気でしっかり」「必勝」などの言葉が記されています。

当麻町遺族会・菅田信博会長
「まさか当麻町にも該当者がいたと初めて知った。若い人にもたくさん見てもらいたい」



終戦からまもなく80年。戻ってきた日章旗は、町の資料館に展示される予定です。

北海道ニュース24