ゴルフ場をメガソーラーに?買収した会社の計画に住民らが「待った」建設反対の署名約2万8000人分を町長に提出 北海道大空町
2025年10月07日(火) 19時30分 更新
北海道オホーツク地方の大空町で、ゴルフ場を閉鎖してメガソーラーを建設する計画が持ち上がり、地元が反対しています。
7日、大空町の松川一正町長に手渡されたのは、メガソーラー建設に反対する約2万8000人分の署名です。
町内のゴルフ場「女満別ゴルフコース」は、合併前の旧女満別町が誘致し2001年にオープンしました。
しかし、町によりますと、2025年2月、アジアを拠点とする投資会社「PAG社」の関連会社が「女満別ゴルフコース」を買収しました。
6月、担当者が役場を訪れ、ゴルフ場を11月で閉鎖して、メガソーラーに転用する計画を説明したということです。
町や地元商工会などは、ゴルフ場の閉鎖で雇用の場が失われるほか、メガソーラーが建設されると土地の保水能力が下がり、土砂災害のリスクが高まるなどとして反対しています。
女満別ゴルフコースの存続を求める会 河西悟代表
「経済や観光、いろいろな分野で大きな影響を与えると思うので、ぜひ、これは存続させてもらいたい」
大空町 松川一正町長
「地域活性化の核としてマチを挙げて誘致して、やっと開業にこぎつけたゴルフ場。私たちもマチも議会も同じ思い」
PAG社は8月、「ゴルフ場の閉鎖を1年間延期する」と町に伝えたということです。
HBCはPAG社に取材を申し込みましたが、現時点で回答を得られていません。