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【参議院選挙】北海道の1票は福井県の0.43票の価値「一票の格差」めぐり70代男性が提訴 原告代理人「前回の訴訟は、違憲状態と判断」

2025年07月22日(火) 18時44分 更新

20日行われた参院選は「一票の格差」を解消しないまま行われたとして、北海道内の有権者が選挙の無効を求める訴えを起こしました。

札幌高裁に22日、提訴したのは札幌市に住む70代の男性です。



訴状によりますと、20日投開票が行われた参院選で、北海道選挙区は議員1人当たりの有権者数が、最も少ない福井選挙区の2.34倍でした。



「1票の価値」に計算し直すと福井県の1票に対し北海道は0.43票の価値しかないため、原告は「人口に比例した議員定数になっていなく、憲法に違反する」として選挙結果の無効を求めています。



原告代理人 森谷拓朗弁護士
「前回、令和4年の参院選に関する訴訟のときには、札幌高裁で違憲状態の判断されている。そこから中身が変わっていないので、さらに踏み込んだ判決を期待している」



「一票の格差」をめぐる訴えは、全国14の裁判所で起こされています。

北海道ニュース24