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自衛隊の大雪像2基から1基へ 国際情勢の緊迫化などを理由に削減 秋元札幌市長「民間で増設はかなり厳しい」【さっぽろ雪まつり】

2025年05月19日(月) 22時42分 更新

2027年2月から陸上自衛隊が制作する「さっぽろ雪まつり」の大雪像が2基から1基に減ることが分かりました。



毎年2月に行われる「さっぽろ雪まつり」では、陸上自衛隊が札幌市からの要請を受けて大通会場にある大雪像5基のうち2基の制作を担当しています。



札幌市によりますと、2027年2月から制作する大雪像を2基から1基に減らしたいと自衛隊側から札幌市に申し入れがあり、19日正式に受理されました。



陸上自衛隊は支援縮小の理由として近年の国際情勢の緊迫化や大規模災害への対応の多様化、冬季訓練の重要性の高まりなどを挙げているということです。

現在、大雪像のうち3基は市民ボランティアなどが制作していて札幌市は、今後の大雪像の規模について検討するとしています。



札幌市 秋元克広 市長
「(基数を)減らしたくないという思いもありながらも、現実的に民間で3基から1基増設することが対応できるかはかなり厳しい面がある」

雪不足など気候変動への対応も含めて持続可能な開催方法が問われています。







北海道ニュース24