夕張メロンもベビー用品も!品揃えは“地域密着型” 幅広いニーズに応える新たなセブン‐イレブンが札幌に誕生
2025年07月10日(木) 17時47分 更新
「地域に根差し、社会の課題を解決する」コンビニが、11日、札幌市にオープンします。
いったい、どんなお店なのでしょうか。
貴田岡結衣記者
「立派な夕張メロンが並んでいます。実はここ、札幌のコンビニなんです」
11日札幌にオープンするのが、コンビニ大手セブン‐イレブンの南7条店です。
一見普通に見える店内。どう、地域に根差しているのでしょうか。
セブン‐イレブン・ジャパン北海道ゾーン 幅崎哲央マネジャー
「北海道はやはり、全国の中でも少子高齢化・人口減少が進んでいるエリア。買い物に不自由されている客も多かったり、近くの店で、よりさまざまな商品を購入したいというニーズがある」
ミルクや離乳食、そして「たまごっち」といったおもちゃは、ベビー用品店など専門店が自宅から遠い客を想定して置かれたものです。
貴田岡結衣記者
「バーベキューが大好きな北海道民にあわせて、まきやジンギスカンプレートも置いてあります。さらに、最後の楽しみの焼いておいしいマシュマロも置いてあるんです」
ジンギスカンなどの冷凍肉も数多くラインナップされていますが、これは、車社会のため「買いだめ」文化がある暮らしを考慮したものだそうです。
いずれも道民の生活に合わせた品揃えです。
これまでは、パンやおにぎりといった軽食や飲み物など、必要最低限のものを買う場所だったコンビニ。
しかし高齢化に地域の過疎化、単身世帯の増加など家族の形も変わる中で、より幅広いニーズが求められているといいます。
11日オープンする店は、全国チェーンであるがゆえの画一的な品揃えをやめ、地域の実情にあった店づくりをすることで、生き残りを図る狙いもあります。
セブン‐イレブンでは道内のほかのエリアでも同じような店を展開させ、効果を検証をしたいとしています。