避難中に転倒や体調不良などで病院搬送 日高町では90代男性、釧路市では40代女性、厚岸町では86歳男性が骨折疑い
2025年07月30日(水) 17時12分 更新

30日、ロシアのカムチャツカ半島近くを震源とする地震について、北海道内では津波の被害報告はありませんが、避難の際に転倒したり体調不良を訴えたりするなど、少なくとも9人が病院に運ばれました。
日高西部消防組合によりますと、日高町で午後0時半すぎ町内の避難所に避難していた90代の男性が熱中症の疑いで病院に運ばれました。車で避難する住民(30日・北海道苫小牧市)
施設の関係者によりますと、男性は町内のデイサービス施設に通っていて、入院していますが、症状は軽いということです。
釧路市消防本部によりますと、40代の女性が走って避難をしていたところ胸の動悸を訴え近くの病院に運ばれました。屋上に避難する住民(30日・北海道むかわ町)
また、道東の厚岸町では午前11時前、避難所となっていた消防団庁舎に向かっていた92歳の女性が体調不良を訴え病院に運ばれました。
熱中症との関連はわかっていませんが、命に別状はないということです。屋上に避難する住民(30日・北海道むかわ町)
同じ厚岸町では、午前11時半ごろ86歳の男性が避難所のトイレに行く途中に転倒し腰を痛め、骨折の疑いで病院に運ばれました。
そのほか、胆振の白老町では、60代の女性が避難中で転び、けがをしました。浦河町の避難所
函館市内では熱中症の疑いで女性1人が、避難所を訪れた女性2人が体調不良を訴えるなど合わせて4人が病院に運ばれました。