【参議院選挙】北海道選挙区は未明までもつれる大接戦で現職3人が制する 激戦の夜が明けてのそれぞれの表情
2025年07月21日(月) 16時35分 更新
20日投開票された参議院選挙で、3つの議席を争う北海道選挙区は激しい戦いの末現職の3人が再選しました。
石破茂総理
「極めて厳しい国民の皆さまの審判をいただきました」
事実上の政権選択選挙となった今回の参院選は、与党が過半数割れという結果に終わりました。
2期目の議席を得た立憲民主党の勝部賢志氏は、21日朝、事務所で自身が当選した新聞記事を見て、気持ちを新たにしました。
勝部賢志氏
「ほっとしたというのが正直なところですね。そのほっとした思いとこれからスタートだなという思いの両方が交錯するような気持ち」
接戦の末、午前3時前に3つ目の議席を手にした自民党の現職、岩本剛人氏。
苦しかった選挙戦を振り返りました。
岩本剛人氏
「いやぁ大変な選挙でしたね。(取り組むことは)もちろん物価高騰と人口減少でしょうね。これをどうやってこう支えていくか。(地方を)回れば回るほど感じますよね」
トップで当選した自民党の現職、高橋はるみ氏は、午後になってから事務所に顔を見せました。
高橋はるみ氏
「きのうはビールはのまずに冷たいお茶を飲んでご飯をパパっと食べて。北海道のために何ができるかしっかり実現していくそれが2期目の抱負です」
全国比例区で自民党から出馬した鈴木宗男氏。
21日の早朝、厳しい戦況が伝わると…
鈴木宗男氏
「これが最後の最後の戦いと言いました。この言葉に変動はありません」
涙ながらに「敗戦の弁」を述べた約8時間後。
鈴木宗男氏
「イレギュラーなことですけど2回目の会見をします(笑い)。まだお前は働くことがあるぞと、そういう何がしかの伝えがあった。そんな気持ちで私はおります」
「最後の戦い」と位置づけた選挙戦は、涙あり笑いあり。
鈴木氏の政治家人生を象徴しているようす。