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【遠のく日常】荒らされたごみ箱には爪跡くっきり、複数のクマが別々に行動か 24時間厳戒警戒中も目撃通報が…函館市の山中では男性ハンターが不明のまま

2025年07月16日(水) 18時08分 更新

眠れない夜が続いています。クマによる被害が相次ぐ北海道南部の福島町では、新聞配達員の男性が襲われた後も、出没情報が相次ぎ、市民生活への影響も続いています。



麻原衣桜 記者
「きのう午後3時半ごろ、男性の遺体が発見された場所からおよそ80メートル離れたこちらのごみ箱が荒らされたということです」

ごみ箱のふたには爪痕も。クマのものとみられています。



ゴミに執着しているのでしょうか、このごみ箱の近くでは、16日未明にも、住民から「クマのような個体を見つけた」と、警戒中の警察官に通報がありました。



専門家の調査で町内には、複数のクマが別々に行動しているとみられていて、町は、町内5か所に箱わなを設置し、警察とともに24時間態勢で警戒しています。

町民の生活にも影響が続いています。



町内の一部のコンビニは営業時間を短縮する措置を取りました。

このコンビニでは店内のごみ箱の利用も中止しました。

また町も、体育館やプールなど一部の公共施設の利用を取りやめています。



福島町での被害を受け北海道十勝地方の芽室町では、住宅地にクマが出没した場合を想定した訓練が行われました。



町職員と警察、猟友会のハンターが参加し、住民の避難誘導から発砲の判断、駆除まで手順を確認しました。



荒木颯太 記者
「午前8時です。警察の車両が現場の捜索に入ります。」



一方、15日から北海道函館市東部の恵山に入ったまま、行方不明になっているハンターの男性の捜索。

付近ではクマの目撃が相次いでいたことからクマに襲われた可能性も出ていた中、警察は、現場の急斜面に滑落したような跡を見つけました。

警察は、柳原さんが誤って滑落した可能性も含め捜索を続けています。

北海道ニュース24