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知床沖で巡視艇「かわぎり」が13ミリ機銃66発、照明弾2発を『航行警報』を出さずに射撃訓練 根室海保「事務手続きのトラブル」被害なし

2025年05月24日(土) 11時59分 更新

第1管区海上保安本部(北海道小樽市)
第1管区海上保安本部(北海道小樽市)

23日根室海上保安部は、北海道知床岬沖で航行警報を出さないまま、巡視艇の射撃訓練を行ったと発表しました。

根室海上保安部によりますと、射撃訓練を行ったのは、根室海上保安部羅臼海上保安署所属の巡視艇かわぎりで、23日午前11時40分から11時53分までの間、知床岬沖で、13ミリ機銃66発と照明弾2発を発射しました。

第1管区海上保安本部が航行警報が出ていないことに気付き、訓練は中止されました。

訓練には、周辺の船舶に注意を促したり監視したりするため、別の巡視船てしおも参加していました。

当時、周辺を通過する船はなく、今のところ被害は確認されていません。

本来、射撃訓練をする場合、第1管区海上保安本部を通じて海上保安庁に訓練計画を伝え、事前にホームページなどで公開することになっています。

根室海保は、事務手続き上のトラブルがあったとして詳しい原因を調べています。

北村直幸根室海上保安部長は「職員に安全管理を徹底させ、二度とこのようなことがないよう再発防止に万全を期す」とコメントしています。

北海道ニュース24