ゼニガタアザラシが高病原性鳥インフルエンザに感染 国内初の確認 海岸に打ち上がった死骸の遺伝子検査で判明 北海道根室市
2025年04月26日(土) 12時45分 更新

北海道根室市の海岸に打ち上げられた2頭のゼニガタアザラシが、高病原性鳥インフルエンザに感染していたことがわかりました。アザラシ類への感染が確認されたのは国内で初めてです。
北海道などによりますと、4月18日、根室市桂木地区の海岸で4頭のゼニガタアザラシの死骸が見つかりました。
環境省などが死体を回収して遺伝子検査をしたところ、このうち2頭が高病原性鳥インフルエンザに感染していたことが、25日確認されました。
死骸が見つかった地域では、これまでに海鳥の感染も確認されていて、道は生息地域が重なったため、アザラシがウイルスに感染した可能性があるとみています。
北海道は死んだり衰弱したりしている野生生物に素手で触らないよう、注意を呼びかけています。