“犬はアスファルトの上を散歩させられない”帯広市などで36.2℃の猛暑日に…十勝で続く危険な暑さで畑作物にも影響
2025年07月08日(火) 16時30分 更新
8日も北海道内には強い日差しが降り注ぎました。
伊藤亜衣記者
「午後1時前の大通公園です。体感、今日は幾分か過ごしやすいですが、やはり日差しが強く出ていて暑いです」
真夏並みの暖気が上空に入り込んだ影響で、道内は8日も厳しい暑さとなりました。
大通公園にいた人
「昨日も暑かったから、ビ―ルが美味しいです」
「会社の中にいるより暑いんですけど、大通公園はリフレッシュできる」
石黒拓海記者
「こちらは帯広市内、午前9時半です。肌に刺すような暑さです。駅前の温度計は35℃を示しています」
帯広市では昼前に35℃以上の猛暑日に。
8日の最高気温は帯広と北海道池田町、幕別町36.2℃を記録しました。
散歩中の人
「家の近所はアスファルトで(犬を)歩かせられないのでここに来る。アスファルトしかなかったら暑くて歩かせられない」
公園に来た人
「ひどい暑さだけど、体のために(パークゴルフを)やっている」
釧路市では、エアコンがない室内にいた80代の男性が体のだるさを訴え、熱中症の疑いで病院に運ばれました。
HBCの調べで、8日は少なくとも17人が熱中症の疑いで搬送されました。
石黒拓海記者
「この十勝で続く危険な暑さ、影響が出ているのは人だけではないんです」
中札内村のこちらの農場で作られているのは、砂糖の原料のビートです。
しかし大きな葉は、しおれています。
鎌田農園・鎌田和志さん
「根を太らせないとダメなんですけど、根っこをふとらすのがこの時期。太る時期に大きくならないので、ため込む砂糖の量もとうぜん減ります。昼間太陽が出ても光合成できないですし、水分がどうしても足りないのでずっとこのまま絶えてお休みしている」
作物にも影響を与えはじめた猛暑。
道内は連日、厳しい暑さが続きましたが、9日以降はオホーツク海の高気圧から涼しい空気が流れ込むため、道東方面の危険な暑さは一旦、落ち着きそうです。