100年以上を経て地元へ…イギリスに持ち出されたアイヌ民族遺骨が返還「悲しい旅だったのだろうと、戻って来たことをうれしく思う」釧路アイヌ協会
2025年08月30日(土) 17時18分 更新
20世紀初頭に、北海道の釧路地域からイギリスに持ち出されたアイヌ民族の遺骨が、30日釧路市で釧路アイヌ協会に返還されました。
返還されたのは、1913年から研究用としてイギリスのエディンバラ大学に保管されていたアイヌ民族の女性の遺骨1体です。
4月に大学から日本に返還され、釧路アイヌ協会が政府に引き渡しを求めていました。
海外から返還された遺骨が地元に帰ってきた例は初めてです。
釧路アイヌ協会・桃井芳子会長
「悲しい旅だったのだろうと思いますので、戻ってきたことをとてもうれしく思う」
遺骨は、儀礼を行ったあと釧路市内の納骨堂に納められます。