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「必ず利益が出る」などと株式投資を勧められ…札幌の70代男性、約1200万円をだまし取られる AIの株式診断がきっかけ

2025年07月20日(日) 11時01分 更新

SNS型投資詐欺事件として捜査している札幌豊平警察署
SNS型投資詐欺事件として捜査している札幌豊平警察署

 6月下旬から7月中旬にかけて、札幌市清田区に住む70代の男性が、SNSを通じて知り合った投資家のアシスタントを名乗る女らから約1200万円をだましとられました。
警察が、SNS型投資詐欺事件とみて調べています。

警察によりますと、5月中旬ごろ、札幌市清田区に住む70代の男性は、インターネットで投資関連のサイトを閲覧中に、AIを使った株式診断に申し込みました。

その際、男性はSNSのグループトークに招待され、同じグループ内にいた、アメリカで活動する日本人投資家のアシスタントを名乗る女と知り合いました。

女から「必ず利益が出る」などと株式投資を勧められた男性は、購入したい株式の銘柄を女に伝え、提示された金額を、投資サイトのカスタマーサービス担当を名乗る人物から指定された口座に振り込みました。

警察によりますと、指定された複数の口座は大半が個人名義の口座で、6月23日から7月18日にかけて、男性は清田区内の金融機関やコンビニのATMで、9回にわたって、計1171万円を振り込みました。

投資サイト上では、一時、250万円ほどの利益が出ているように表示されていたということです。

18日、投資家のアシスタントを名乗る女から「口座の残高にマイナスがあるから追加のお金を入れてください」と連絡があり、この時初めて金銭の要求をされたことを不審に思った男性が警察に相談、だまされていたことがわかりました。

警察は、SNS型投資詐欺事件として調べるとともに、知らない相手からのもうけ話があった場合は詐欺を疑い、現金を振り込む前に、警察相談専用電話「#9110」に連絡するよう呼びかけています。

北海道ニュース24