中学2年女子いじめ自殺 遺族が旭川市に約1億1500万円の損害賠償求めた裁判の初弁論 旭川市側は賠償額など争う姿勢
2025年06月06日(金) 20時27分 更新
北海道旭川市で4年前、いじめを受けていた女子中学生が自殺し、遺族が旭川市に損害賠償を求めた裁判の初弁論が、6日開かれました。
4年前、旭川市内の公園で凍死した状態で見つかった当時中学2年の廣瀬爽彩さん。
去年、この問題を調べていた再調査委員会がいじめと自殺との因果関係を認めました。
これを受け、遺族側は今年2月、「学校と市教委はいじめの認知を徹底して回避した」などとして旭川市におよそ1億1500万円の損害賠償を求め、訴えを起こしました。
関係者によりますと、6日旭川地裁で開かれた初弁論では、旭川市側が学校や市教委の賠償責任を認めたうえで、賠償額や一部事実関係について争う姿勢を示しました。
原告側は「遺族は引き続き静かに見守って欲しいと願っている」とコメントしています。