サケ29匹を密漁 暴力団幹部の男(40)に懲役6か月の実刑判決 犯行が計画的で悪質 釧路地裁北見支部
2025年05月16日(金) 09時58分 更新
2024年10月、北海道斜里町の川で、サケ29匹を密漁した罪に問われている指示役の暴力団幹部の男に対し、釧路地裁北見支部は15日、懲役6か月の実刑判決を言い渡しました。
指定暴力団・稲川会系の幹部、根本亮一被告(40)は2024年10月、日本人やベトナム国籍の男ら6人と共謀し、斜里町の海別川でサケ29匹を密漁した水産資源保護法違反の罪に問われています。
15日の判決で、釧路地裁北見支部は、犯行が計画的で悪質とした上で「共犯者らをリクルートして北海道に送り、密漁の実行役を集めた被告人の役割は小さくない」と指摘。
一方で、被告が犯行を認め反省していることなどを考慮し、懲役10か月の求刑に対し、懲役6か月の実刑判決を言い渡しました。