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地元小学生の清掃チーム“ゴミーズ”が活動5年目「マチがきれいになれば、みんなが幸せに」想いを後輩へつなぎ、3代目に

2025年04月22日(火) 16時44分 更新

「私たちの遊び場を汚さないでほしい!」立ち上がったのは地元の小学生たちでした。

4年前から続く活動、きっと心もきれいになります。



19日、小雨がぱらつく早朝の公園に、子どもたちが集まってきました。

「ゴミーズサードを始めたいと思います」



手には、火ばさみとごみ袋。

立ち上がったのは彼ら、その名も「ゴミーズサード」。

札幌市東区の栄北小学校の児童などによる、ごみ拾いの活動です。



毎週土曜日、朝7時からがゴミーズの決まり。

この日は、雪どけのあと、今年初めて行った活動で、小学1年生から中学1年生までの15人ほどが参加しました。

リーダーは、小学5年生の井本唯太くん(10)です。

井本唯太くん
「そこも掃除した方がいいかも!」

排水溝の中に…植木の中。



井本唯太くん
「とれない…」

土に埋もれたごみも。

家電のようなものまで捨てられていました。



井本唯太くん
「いつも自分たちが遊んでいる公園をキレイにして、みんなで楽しく安全に遊びたいなっていう思いでやってます」

グループが「サード」=3番目と呼ばれるのには訳があります。

中学1年の倉内凰羽さん(12)です。

もともと「ゴミーズ」は、4年前に凰羽さんの兄が友だちと始めたのがきっかけで、凰羽さんも自然とその輪に加わりました。

倉内凰羽さん
「ごみ拾いから帰ってきたお兄ちゃんが、『ありがとうと言われて、うれしかった』と言っていて、そのときに自分もそういう気持ちになってみたいなって思って」



凰羽さんは、兄の中学進学とともに「ゴミーズセカンド」として引き継ぎましたが、自身も3月に小学校を卒業。

毎回参加できないため、リーダーを井本くんに譲り、「ゴミーズサード」となりました。

倉内凰羽くん
「(井本くんは)自分の思いを受け継いでくれたので、栄西公園がキレイになるまで続けてほしいと思います」

「ゴミーズ」がごみ拾いを始めて、約45分。

集まったごみは、40リットルの袋2つ分になりました。



井本唯太くん
「公園だけじゃなく、周りのマチもキレイにして、みんなの安全を守りたいと思います」



マチがきれいになれば、みんなが幸せになれるはず。

そう信じて「ゴミーズサード」は活動を続けています。

北海道ニュース24