【参議院選挙】候補者たちの訴え①自民高橋氏「知事16年原点回帰」国民鈴木氏「現役世代へ経済対策」保守小野寺氏「SNSで認知度アップ」諸派稲原氏「新しい政治をAIで」
2025年07月15日(火) 19時23分 更新
12人が立候補する参院選北海道選挙区。HBCでは、3回に分けて候補者を紹介します。
1回目に紹介するのは、自由民主党の現職、高橋はるみ氏(71)、国民民主党の新人、鈴木雅貴氏(33)、日本保守党の新人、小野寺秀氏(61)、諸派でチームみらいの新人、稲原宗能氏(36)です。
■自由民主党・現職 高橋はるみ氏自由民主党 高橋はるみ氏(71)
公示日の2日前、北海道神宮で必勝を祈願した自民党の高橋はるみ氏。
・自民 高橋はるみ氏
「(ここで祈祷するのは何回目?)6回目。早いですよね~」
今回、選挙戦のテーマに掲げるのは「原点回帰」。
知事時代に何度も訪れた全道の市町村を巡って「社会保障政策の充実」を訴えます。
分刻みのスケジュールの中、7日は十勝地方の陸別町にある、一軒の蕎麦店を訪れました。
・自民 高橋はるみ氏
「うん、おいしいです」
この店は、18年前、当時知事だった高橋氏が洞爺湖サミットの誘致を決断した特別な場所です。
・自民 高橋はるみ氏
「世界からのインバウンドを呼び込むことにつながった大きなきっかけが洞爺湖サミット。それが決まったのがここですので。今回の与野党の候補の中で最も道民の皆さんにお育ていただいたというか、それぞれの地域との触れ合いが多かったのは私だと、それは自信持てますね」
政治とカネの問題など逆風が吹く中、知事16年の実績を掲げて選挙戦を戦います。
■国民民主党・新人 鈴木雅貴氏国民民主党 鈴木雅貴氏(33)
第一声の直前、初めての選挙に挑む気持ちを次のように話していた国民民主党の鈴木雅貴氏です。
・国民 鈴木雅貴氏
「緊張が一番…100%緊張です」
執行部の公認問題などで党の支持率が思うように伸びない中、議席を奪取すべく現役世代に向けて経済政策をアピールしました。
・国民 鈴木雅貴氏
「個人消費がしっかりしないと日本の経済は成長していかないんだ、であればやはり一番は我々の手取りを増やす政策」
選挙のために新調した政党カラーの青と黄色の靴がすり減るまで走り続けます。
・国民 鈴木雅貴氏
「上下は地味と言われたので足だけでも…戦闘服ということで」
■日本保守党・新人 小野寺秀氏日本保守党 小野寺秀氏(61)
6日、地元・帯広市の駅前に立ったのは日本保守党の小野寺秀氏です。演説は、YouTubeでライブ配信されました。
SNSの発信力を強みとする小野寺氏。Xのフォロワー数は、候補者の中で最も多い、約19万人です。
自宅に帰っても、ふたたび生配信。
・保守 小野寺秀氏
「リアルタイム感、命ですね、それは命。こういうことをしたいとか、これはおかしいんじゃないかとか。自分の思いを伝えようとかそういう努力はしています」
外国資本による土地買収の制限などを訴えて、保守層の受け皿として党の認知度アップも図りたい考えです。
■チームみらい・新人 稲原宗能氏チームみらい 稲原宗能氏(36)
諸派でチームみらいの稲原宗能氏は、AIを活用した新しい政治の実現を訴えます。
・諸派(チームみらい) 稲原宗能氏
「動画にしようと思ってビデオも撮って」
政策を考える時もAIを使います。
・諸派(チームみらい) 稲原宗能氏
「anisotropicとか、Geminiかも使いますけど、いったんスマホだとChatGPTをメインに扱っています。政策を磨く時は、複数に聞いていますね」
ほかの候補にはない手法で支持の拡大を目指します。
◇北海道選挙区には、このほか以下の8人が立候補しています。
■参政党・新人 田中義人氏(53)
■NHK党・新人 後藤朋子(55)
■日本共産党・新人 宮内史織氏(33)
■自由民主党・現職 岩本剛人氏(60)
■立憲民主党・現職 勝部賢志氏(65)
■日本維新の会・新人 オカダ美輪子氏(45)
■日本改革党・新人 高杉保次氏(56)
■れいわ新選組・新人 野村パターソン和孝氏(40)