「やむを得なかった」コンビニ3人殺傷事件の初公判 被告(45)弁護側は「心神耗弱」を理由に無罪を主張 札幌地裁
2025年06月23日(月) 11時41分 更新
2024年、札幌市のコンビニで店の運営会社の社員ら3人を刃物で襲い、殺傷させた男の裁判員裁判が札幌地裁で始まり、弁護側は無罪を主張しました。
札幌市の無職・宮西浩隆被告(45)は2024年2月、札幌市北区のコンビニで、店の運営会社社員の当時40歳の男性をナイフで襲って殺害したうえ、店員2人にも大けがをさせた殺人などの罪に問われています。
23日の初公判で、宮西被告は「間違っている点はなかったです。やむを得なかったです」と起訴内容を認めました。
裁判は犯行時、統合失調症を抱えていた宮西被告の刑事責任能力が争点で、検察は責任能力が限定的な「心神耗弱」だったと主張し、弁護側は責任能力がない「心神喪失」の状態だったとして無罪を主張しました。
判決は7月2日の予定です。