毎年30億円不足する“財政難”の北海道北見市 職員が業者から接待…35件発覚 17人が懲戒処分に 市長は給与50%カット条例案可決
2025年07月12日(土) 12時52分 更新
北海道北見市は、民間業者から接待を受けていた市の職員17人を処分しました。
辻直孝 北見市長
「市政を預かる責任者として心からお詫びを申し上げます」
この問題は、北見市の副市長を含む複数の幹部職員が、公共施設の運営を委託している民間業者から飲食の接待を受けていたものです。
市の調査の結果、2015年度以降に、業者との会食が35件確認され、市は会食に出席していた職員17人に減給や戒告などの処分を行なったことを明らかにしました。
また、11日の議会では、辻直孝市長と武田雅弘副市長の給与を3か月間50%カットする条例案が可決されました。
北見市が深刻な財政難を理由に、公共施設の廃止や市民サービスの縮小を進める中での職員の不祥事でした。