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コメ販売価格“今年初の下落”も去年同時期比2倍の高値、小売店「問屋さんの在庫がひっ迫、値段が下がらない」一方、葉物野菜の育ちは順調で平年並みの価格へ

2025年05月13日(火) 18時59分 更新

スーパーのコメの販売価格が18週ぶり、つまり2025年初めて下落に転じました。備蓄米の放出からおよそ1か月半が経ちますがその効果は、いつ出てくるのでしょうか。



13日、札幌・豊平区のスーパーです。令和の米騒動をきっかけに、高値が当たり前になったコメ売り場をのぞいてみました。



最も安いものは、5キロ税込み3563円です。

客「安くならないですね。もう少し安くなってほしいですよね。上がる前の…2000円以下だったらありがたいですね」



客「すごい子どもたちが食べるので…。ひと月に30キロ弱食べるのですごい値上がりに困ってます」



先月28日から今月4日までの1週間に、全国のスーパーで販売されたコメの平均価格は4214円。

前の週に比べると19円下がり2024年12月以来、18週ぶりの値下がりとなりました。



しかし、2024年の同じ時期の2倍で依然として高値が続いています。

キテネ食品館 中塚誠 代表
「北海道だけでいうと下がったという実感はないですし今、現状が厳しくなってきているのは、値上げというような部分よりも問屋さんの在庫がだいぶひっ迫してきているところ。まだまだ、お米の量というのが全然、足りていない。イコール値段が下がらない」



コメの価格が高止まりする中、財布にやさしい食材を見つけました。

藤田忠士記者
「店の入口近く、一番、目に着く場所に葉物野菜が並んでいます。レタス108円、チンゲンサイ108円。道産レタス168円と非常に安い価格になっています」

キテネ食品館 中塚誠 代表
「(2月ごろは)レタスだと1玉300円はしていた。大雨が降ったとかゲリラ豪雨がきて畑が水没したとかそうなってくると物が一回ダメになってしまうので収量が少なくなる。今のところはそういう事がないので非常に今の状況ではすごいいい」



全国のスーパーなどでの主な野菜の平均価格は、4月28日から30日の調査でキャベツが平年の1.3倍。

レタスが0.9倍。

タマネギが1.2倍。

キュウリが1倍となっています。



農林水産省によりますと、主な野菜はおおむね育ちは順調で、5月中には平年並みの価格に落ち着く見通しです。

北海道ニュース24