箱わなに体重250キロ体長2.3mほどのオス…北海道砂川市 クマ出没への厳重警戒の中、新学期がスタート 学校は保護者に送迎を要請
2025年08月25日(月) 19時09分 更新
8月1日、北海道砂川市で猟友会が仕掛けた箱わなにかかったヒグマです。
地元の猟友会にりますと、体長は約2.3メートル、体重250キロのオスで、周辺の地域では、ヒグマの出没が相次いでいたということです。
クマの出没が相次ぐなか、北海道内の小中学校では25日から新学期がスタートしました。
麻原衣桜 記者
「きょうから新学期となり児童たちはクマによる被害を防ぐため、保護者の車に乗って登校しています」
江差町教育委員会は、町内でクマによる食害が相次いでいることから小中学生がいる保護者に自家用車での送迎を要請しました。
江差町では、家庭菜園などのスイカが食い荒らされる被害が8月だけで20件以上発生していて、24日から、25日朝にかけても町内2か所でクマが目撃されています。
江差町民
「クマは恐ろしい。早く捕まってほしい」
江差町民
「(生ごみを)クーラーボックスに入れて当日(の朝)に出すようにしている」
一方、20日に始業式を迎えた初山別中学校では、式の当日に中庭を歩くクマが目撃されました。
23日には、中学校のそばにある神社の敷地でも目撃され、その後、中学校の敷地に移動したクマにハンターが発砲。
弾は、クマのでん部付近に命中しましたが、クマはそのまま山の方に逃げて行きました。
初山別村は25日中学校と裏手の林の間に約250メートルにわたり電気柵を設置。
中学校では、登下校時の生徒の送迎を引き続き、保護者に要請しています。