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1泊32万円 帝政ロシア時代領事館が高級ホテルに 『HOTEL 白林 HAKODATE』が7月に全面オープン 改修費用などの理由で函館市が名古屋企業に売却

2025年04月28日(月) 16時34分 更新

異国情緒漂う函館の歴史的建造物が高級ホテルに生まれ変わります。

狙うのは、主に海外からの富裕層で料金は、2人で1泊32万円です。



北海道函館市の「幸坂」にこの日、長い列が出来ました。

行列の先にあるのは…日本初のロシアの領事館「旧ロシア領事館」です。

建物は1908年に再建されたもので、日本で唯一残る帝政ロシア時代の領事館として、今も多くの市民や観光客に愛されています。

しかし、函館市は老朽化によって膨らむ改修費用などを理由に、建物を名古屋市の企業に売却。

2025年の夏、高級ホテル「HOTEL 白林 HAKODATE」として生まれ変わることになりました。

自慢は、その豪華な客室です。





麻原衣桜 記者
「ご覧くださいこの広いリビング、そしてプライベートサウナもあるんです。バスタブも2つあって、水風呂と浴槽、どちらも楽しむことが出来るので、これは“ととのい”ますよ~!」



客室は領事館棟に2室、新たに建てられたウェルネス棟に4室で、全てがスイートルーム。

贅を尽くした宿泊料金は2人1室2食付きで約32万円です。

見学客
「三十何万は絶対泊まれないと思って、ぜひこの機会に見てみたいなと」

見学客
「旧ロシア領事館のときに来て、2回来たのかな。それから今回来た。ガラッと変わってます」



そして1階も、領事館の面影を残すエントランスを抜けると白を基調にしたメインダイニング。



奥へ進むと、重厚な格天井の下に広がるバーが、訪れた人を酔わせます。



さらに、函館市の旬の海鮮を味わえる、隠れ家のような寿司店もあります。



HOTEL 白林HAKODATE 長谷山裕一 支配人
「インバウンドの方はもちろん、日本国内の方にも来ていただきたいと思っていますし、函館観光の新しいひとつの選択肢となればと考えている」

レストランやバーは、宿泊客ではなくても利用することが出来ます。

「HOTEL 白林 HAKODATE」は、5月3日にレストランとバーが先行オープン。

そして、全面開業は7月12日の予定です。

北海道ニュース24