北海道新幹線の地下トンネル工事の掘削土が地上に湧き出る 約29m下から歩道に…気泡材と呼ばれる添加剤使用 札幌市西区
2025年08月26日(火) 21時51分 更新

掘削した土が湧き出た現場(26日午前6時ごろ・札幌市西区)鉄道・運輸機構提供
26日朝、札幌市西区の歩道に、地下で行われている北海道新幹線のトンネル工事現場で出た土が湧き出るトラブルがありました。
鉄道・運輸機構によりますと、26日午前6時頃、札幌市西区発寒9条14丁目の歩道に、地下約29メートルで行われている北海道新幹線の札樽トンネル工事で出た土が湧き出ました。回収作業(26日正午ごろ)鉄道・運輸機構提供
湧き出た土の量は1~2立方メートルほどで、すぐに回収されました。
土が湧き出たことによる、トンネル内の異常は確認されていないということです。
地下のトンネル工事では、掘削して出た土の流動性を高めるために気泡材と呼ばれる添加剤を使っていました。湧き出た土を回収した後の現場(26日午後3時ごろ)鉄道・運輸機構提供
鉄道・運輸機構は、土が地上に湧き出た詳しい原因を調べています。