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【台風情報】南シナ海で1号発生 時速15キロで西北西へ…最大瞬間風速35m、16日には熱帯低気圧になり日本へ接近《気象庁・雨と風シミュレーション》

2025年06月11日(水) 12時42分 更新

11日午前9時、南シナ海で台風1号(ウーティップ)が発生しました。

6月以降に台風1号が発生するのは、2016年以来の9年ぶりで、1951年の統計開始以来では7度目となります。

台風は、週末にかけて南シナ海から華南に進み、16日(月)には大陸で熱帯低気圧に変わる見込みです。

ただ、その後、熱帯低気圧は日本に近づく可能性があるため、今後の気象情報に気を付けて下さい。


■台風情報(6月11日午前10時20分気象庁発表)

◇11日午前9時の実況
南シナ海の北緯16度10分、東経113度55分において、熱帯低気圧が台風第1号になりました。

台風は、1時間におよそ15キロの速さで西北西へ進んでいます。

中心の気圧は994ヘクトパスカル、最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルで、中心の南西側440キロ以内と北東側330キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。

台風の中心は、12時間後の11日午後9時には南シナ海の北緯16度25分、東経111度50分を中心とする半径65キロの円内に達する見込みです。

中心の気圧は990ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルが予想されます。

◇12日午前9時の予報
台風1号は、南シナ海の北緯16度55分、東経110度55分を中心とする半径95キロの円内に達する見込みです。

中心の気圧は990ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートルが予想されます。

◇13日午前9時の予報
台風1号は、海南島の北緯18度35分、東経109度30分を中心とする半径155キロの円内に達する見込みです。

中心の気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートルが予想されます。

◇14日午前9時の予報
台風1号は華南の北緯21度40分、東経109度35分を中心とする半径220キロの円内に達する見込みです。

中心の気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートルが予想されます。

なお、台風の中心が予報円に入る確率は70%です。この方面の船舶は十分警戒してください。台風に関する位置等の情報は、海上警報等により発表します。

■来週は北海道にも影響か

北海道でも来週の前半は、太平洋高気圧の縁に沿って台風由来の熱帯の空気が流れ込みそうです。

内陸では、広く30度以上の真夏日で湿度も高く、かなりの蒸し暑さとなります。

道民には慣れない暑さで、熱中症に一層の警戒が必要となりそうです。

(HBCウェザーセンター:篠田勇弥気象予報士)















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