羊蹄山麓の違法森林伐採 「悪質性がある」知事が苦言 2年前から中国系人物と札幌の建設会社が無許可伐採 事業者側は「復旧工事計画書」を提出
2025年06月13日(金) 16時18分 更新
北海道倶知安町で違法な森林伐採が行われていた問題で、開発事業者が森林の一部を植え戻す計画を道に提出していたことがわかりました。
倶知安町巽(たつみ)地区では、遅くとも2023年から中国系とみられる人物と札幌の建設会社が、森林伐採や建物の建設を進めていました。
道が6月4日に現地調査したところ、森林法で定めた範囲の4倍近く、約3.9ヘクタールの伐採が無許可で行われていたことがわかり、道が工事の停止を勧告しました。
その後、事業者側は9日になって森林2.7ヘクタールを6月末までに植え戻す「復旧工事計画書」を道に提出したということです。
この問題に鈴木知事は。
鈴木直道知事
「悪質性があると思うし、現実として手続きがなされていないことを遺憾に思う」
道は、開発が都市計画法にも違反している可能性があるとして、確認を進めています。