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模範解答“丸写し”で幼稚園教諭免許の単位認定「子どもたちの命守るため」告発後に解雇された40代男性が仮処分を申し立て 公益通報に当たるのか

2025年06月30日(月) 16時32分 更新

札幌の専門学校が、幼稚園教諭免許取得に必要な単位認定試験で、模範解答の丸写しを認めていた問題で、内部告発後に懲戒解雇された男性が、解雇の無効を求める仮処分を札幌地裁に申し立てました。



40代の男性は、教員を務める札幌市の専門学校が、幼稚園教諭免許取得の単位認定試験で、模範解答を持ち込み、丸写しするだけで単位を取らせていた問題を報道機関などに告発。



これに対し、専門学校を経営する学校法人「三幸学園」は、生徒の答案などを外部に漏えいしたことは規則に違反するなどとして男性を懲戒解雇しました。



男性は、報道機関への告発は公益性があり解雇は無効として、30日、札幌地裁に教員の地位の保全を求める仮処分を申し立てました。





仮処分を申し立てた40代の男性
「子どもたちの命守るため。そういった公益目的があったにもかかわらず、情報流出だと一方的に断じて、私を懲戒解雇したことには非常に納得できない思いがあります」



これに対し、三幸学園側は「法が保護する公益通報には当たらず、解雇は正当」と主張しています。

男性は、7月中に解雇の無効などを求める訴えを起こす予定です。

北海道ニュース24