ボクシング高校No.1へ 男女ともにインターハイで頂点狙う札幌工業高校の道産子ボクサー 創部初の1年生チャンピオンと中学5冠のキャプテン
2025年07月17日(木) 17時22分 更新
7月28日に、ボクシングの高校ナンバーワンを決めるインターハイが開幕します。
そこに北海道代表として出場する札幌工業高校、男女2人のボクサーの頂点にかける思いとは。
男子が多い工業高校の教室で、友達と話す女子高校生、札幌工業高校2年の亀森茉莉(かめもり・まつり)さん。
亀森茉莉さん
「やっぱり、ちゃんと女子になりたい。かわいいものが好きっていうより、身につけていたい」
その言葉とは裏腹に、リングに上がると男子相手にもひるまず、パンチを打ち込みます。
亀森茉莉さん
「怖さというより、絶対倒してやろうみたいな。同年代には負けたくないっていう気持ちで取り組んでるので、怖さはあまりないです」
小学3年の時に、兄の影響でボクシングを始めるとすぐに頭角を現し、中学1年で全国優勝も果たしました。
札幌工業高校ボクシング部に入部後は、創部78年の歴史で初めて1年生チャンピオンに輝きました。
亀森茉莉さん
「同年代の仲間が欲しくて、札幌工業高校に来て、自分の全国優勝2冠を達成したい」
亀森選手は全ての能力が高水準で、アドバイスをすぐに実践できる吸収力が強みです。
春の選抜大会に続く全国制覇へ!
2週間後、2度目のインターハイのリングに立ちます。
亀森茉莉さん
「しっかりいい成績残したいですし、アジア大会とか、もっと幅を広げたところで試合をしてみたいなと思ってます」
亀森茉莉さん
「(Q.インターハイで目指すのは?)優勝です」
一方の男子は、中学時代に3年間無敗!
高校でも最強を目指す、キャプテンの南龍聖(みなみ・りゅうせい)選手(3年)。
南龍聖さん
「ボクシングは自分の好きなことで、夢という部分も大きい。周りにもいっぱい支えてもらって、早く恩返ししたいっていう気持ちもいっぱいなので」
中学時代は全国5冠に輝くも、高校ではここまで準優勝が最高位です。
北海道予選を制した南選手は、最後のインターハイで全国チャンピオンを狙います。
南龍聖さん
「キャプテンが負けてられない。優勝できる自信はあるんですけど、それを結果に繋げられていないので、あとはもう結果に繋げて証明していきたいです」
2人が頂点を目指すインターハイは28日、岡山県でゴングが鳴ります。