「40年以上今の漁場に通って初めて」スルメイカ漁大不漁で漁業者嘆き 初競り見送りは1965年の函館の市場開設以来初 北海道南部
2025年06月02日(月) 12時40分 更新
北海道南部のスルメイカ漁が1日解禁されましたが、著しい不漁で水揚げがなく、2日は市場で競りができない異例の事態となりました。
麻原衣桜記者
「函館の卸売市場です。本来であればこの場所でスルメイカの初競りの予定でしたが、不漁のため行われず、辺りは閑散としています」
函館からはきのう、11隻の漁船が一斉に出漁したものの、漁獲は数匹にとどまりました。
函館の漁業者
「40年以上、今の漁場に通って初めてだ。沈んでますよ…」
函館の市場ではけさ予定していた初競りを見送りました。
市場によりますと不漁でスルメイカの競りが取り止めになったのは1965年の市場開設以来初めてということです。
漁業者らは、2日は出漁せず、数日様子を見て判断すると話しています。