【訓練】「心配な話ってなんだよ」子どもを虐待の疑い…面談や立ち入り調査を拒否し続ける家庭を想定で『臨検』などの手順確認
2025年06月19日(木) 21時04分 更新
どうすれば、虐待から子どもを守れるのか。緊急事態に対応する能力を高めるため、関係機関どうしが連携を確認しました。
実践さながらの訓練。
道警のほか、道や札幌市の児童相談所の職員など約50人が参加しました。
子どもに暴力をふるっている疑いがあり、児童相談所による面談や立ち入り調査を拒み続けている家庭があるとの想定で、裁判所の令状に基づき、家に立ち入って子どもを探す「臨検」と「捜索」の手順を確認しました。
児童相談所
「心配な話が児童相談所にはいりまして」
養父
「心配な話ってなんだよ!」
札幌市児童相談所によりますと、2024年度、札幌市内の児童虐待の相談件数は2,470件で、ここ数年は、高止まり傾向にあるということです。
北海道警察本部生活安全部人身安全対策課 福永経次席
「子どもからのSOSを決して見逃すことがないように。ちゅうちょせず警察や児童相談所に通報していただきたい」
訓練に先立ち、道警と児童相談所による勉強会も行われ、児童虐待を減らすため、互いがどう緊密に連携するかを確認しました。