網走刑務所で“林業の刑務作業”刑務所の山林で伐採したカラマツ材を加工 北海道産木材をPR
2025年05月01日(木) 16時50分 更新
全国の刑務所で唯一、林業を営む網走刑務所が、地元の漁業者が使う道具の製造を通じて道産木材をPRしています。
網走刑務所の刑務作業です。
つくっているのは漁師が漁具などを入れる枠付きパレットです。
北海道の面積の約7割を占める森林。
その豊富な資源を生かそうと全国で唯一、刑務作業に林業を取り入れている網走刑務所は、道が進める道産木材のブランド化に動き始めました。
刑務所の山林で伐採したカラマツ材でパレットをひと月、30台ほど製造します。
製品には道産を示すロゴマークを押して道産木材の認知度アップを目指します。
オホーツク地方の基幹産業である林業、漁業とタッグを組みつつ、受刑者の更生の後押しにもつなげます。
網走刑務所 中村寛之 所長
「これが地域のためにもなる。地域の方々に支えられていることも含めて、受刑者に学んでもらい、いち早く社会に復帰してもらいたい」
ロゴマークが押された枠付きパレットは網走市など3つの漁協に販売されています。