クマに襲われた行方不明者の財布を発見 引きずられたような形跡も 男性の発見にはいまだ至らず 北海道羅臼岳
2025年08月15日(金) 11時37分 更新
北海道知床半島の羅臼岳でクマに襲われた後、行方不明になっている男性の捜索で、現場近くから男性の財布などが見つかりました。
14日午前11時ごろ、羅臼岳で友人の男性と2人で登山をしていた20代の男性がクマに襲われ、登山道脇の茂みに引きずり込まれました。
警察や猟友会は、15日午前5時半から、警察犬やドローンも使って捜索を再開し、午前9時半ごろ、クマに襲われた場所から数十メートル離れた山中で、男性の名前入りのカードが入った財布や催涙スプレー、腕時計、キャップなどが見つかりました。
さらに、見つかった紺色のシャツには血が付き、破れていたということです。
また、付近の樹木や地面には血痕があり、引きずられたような形跡もあるということです。
14日に羅臼岳から救助された登山者が撮影した映像からは、山腹のわずかな岩場を使って救助されたことがわかります。
山中には、いまも20人ほどが残されていて、警察などが救助の方法を検討しています。