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採る?もらう?買う?食べる?春の山菜、あなたの楽しみ方は 一方で、遭難に誤食 気になる山菜トラブルも 

2025年05月01日(木) 18時14分 更新

 ようやく暖かさが戻ってきたところ、こちらの話題。
採る、買う、もらう。春の山菜みんなの楽しみ方がキニナル!



紫の可憐な花を咲かせるカタクリ。天ぷらがおいしいアズキナ。

そして大人気のギョウジャニンニクなど、山の恵みが楽しめるこの季節。


■“採る派”
山菜採り30年 楡金愼一さん
「採ったものはおいしいと思って食べる」

こう話すのは、山菜は自らの手で“採る派”という手稲区の楡金(にれかね)さん。

この道30年というベテランです。

同じく山菜を“採る派”で山へ入ること60年だという大ベテラン、小野さん夫婦の楽しみ方は。



山菜採り60年 小野順司さん
「ワラビなら一番先が柔らかくて、たたきというか潰して食べるのがおいしい」



山菜採り60年 妻 博子さん
「親戚に塩漬してあげる。それで一生懸命採りに行く」

順司さん
「当てにはされてるでしょうね」

妻 博子さん
「(採りに行く)理由の1つですね」


■“もらう派”
こうした“採る派”の人たちから、山菜をもらって楽しむ人たちは…。



50代
「(春の山菜といえば?)タラの芽の天ぷら好きです。近所の人が山菜採りに行って、おすそ分けしてくれるので、毎年楽しみにしている」
「(山菜採りに誘われたら?)行かないです。おすそ分けを待っているが、危険な所には行かないで、楽しく春のものを食べたい」


■“買う派”
そして、スーパーや道の駅で“買う派”の人も多いようです。



60代
「最近はクマが出たり、遭難すると迷惑かけるので、買って食べる。フキやワラビも100円とか200円とか、500円以下で買えたりするので、夫婦2人で1回食べる分は買った方が楽」



70代
「ウドが大好き。あとはギョウジャニンニク。おいしいよね。昔は夫が全部山から採ってくるアウトドア派でね、でも亡くなってからはスーパーで買って、教えてもらった味付けを頭に入れて作っている。あの味が忘れられなくて、『この味は夫の味だなって』。おのろけになるね」


■春の山菜 お値段は?
道の駅やスーパー、市場などで買うといくらぐらいするのか。番組で調べたところ…。



・ギョウジャニンニク 50グラム 400~500円、

恵庭市の野菜直売所「かのな」では、
・ウド(30センチほど) 3本380円
・アズキナ 50グラム200円


■山菜にまつわるトラブル防ぐには?



●クマ
・2人以上で行動
・音を出す

●遭難
・行き先、帰宅時間を家族に告げる
・目立つ色の服装で携帯電話ホイッスルを携行

●誤食
・知らない山菜は口にしない
・健康被害を防ぐために食用と確実に判断できないものは採らない、食べない、人にあげない

せっかくの春の恵み、正しい知識で楽しみましょう。

北海道ニュース24