北海道大学のキャンパスで発見の植物は強毒性の外来種と判明も「バイカルハナウド」かどうか特定できず、18年前から生育の可能性
2025年07月15日(火) 23時10分 更新
強い毒性を持つバイカルハナウドに似た植物が見つかった北海道大学は15日、会見を開き、調査の結果、植物から毒性のある成分が確認されたと発表しました。
・北海道大学 横田篤理事(15日午後3時)
「(見つかった植物は)メトキサレンという毒性の強い物質が従来の在来種に比べ、顕著に高濃度に含まれていると分かった」
北大は15日午後の会見で、6月24日に北大構内で見つかった植物について、バイカルハナウドかどうか特定はできなかったものの、「メトキサレン」という毒性のある成分を含む外来種であると発表しました。
バイカルハナウドは樹液に触れて太陽光を浴びると重い皮ふ炎を起こすとされていて、北大で見つかった植物に含まれる成分も似た症状を引き起こすということです。
国内での生育事例は確認されておらず、外来種であることも確認されました。
さらに、2007年に撮影された写真からも、同じ植物が確認されたとして、今回の植物は18年前から同じ場所に生えていた可能性を指摘しました。
なお今月1日に札幌市白石区で見つかったバイカルハナウドに似た植物についても、北大と同じ種類であったことが成分調査から明らかになったということです。