【北海道新幹線】世界最長150mのレールが北九州市の製鉄所から輸送される 溶接作業の短縮で工期短縮に期待
2025年04月18日(金) 17時39分 更新
1本の長さは、世界最長の150メートル。北海道新幹線で使われるレールの輸送が始まりました。
貨物列車に積まれたのは、北海道新幹線の延伸工事で使われるレールです。
長さは世界最長の150メートル。
新幹線のレールは、高速走行に対応した長距離で継ぎ目がない「ロングレール」が採用されていて、北九州市の製鉄所で作られています。
しかし、150メートルのままでは長すぎて輸送が困難なため、これまでは長さ25メートルに切断して、船と車で運んだあと、再び溶接していました。
建設主体の鉄道・運輸機構は、北海道新幹線の一部のレールについて、長さ150メートルのまま貨物列車で輸送する取り組みを始め、18日に北九州を出発しました。
鉄道・運輸機構 軌道課 寺嶋洋志課長補佐
「レール溶接作業が縮減された分は、工期短縮にもつながるのではないか」
北海道新幹線の札幌開業は、工事の遅れで2038年度以降になる見込みですが、関係者はレールの溶接作業が少なくなることで、工期が短くできればと期待を寄せています。
第1便のレール28本は、来週21日に長万部駅に到着する予定です。