【クマが菜園を荒らす瞬間】家庭菜園のトウモロコシ30本以上が被害 関係者が撮影した映像には作物をくわえて歩く姿も 北海道函館市
2025年08月15日(金) 14時43分 更新
函館市釜谷町の家庭菜園で14日午前、栽培していたトウモロコシ30本以上がクマに食べられる被害がありました。家庭菜園内のクマ(視聴者提供・14日)
クマが菜園を荒らす瞬間を所有者の家族がカメラでとらえていました。
14日午前6時半過ぎ、函館市釜谷町にある家庭菜園に現れた1頭のクマ。家庭菜園内のクマ(視聴者提供・14日)
辺りを見回したかと思うと、作物のようなものをくわえて歩いて行きました。
映像は、この家庭菜園の持ち主の家族が撮影したもので、菜園で育てていたトウモロコシ30本以上がクマによって食い荒らされたということです。家庭菜園内のクマ(視聴者提供・14日)
撮影した男性によりますと、14日午前5時前に目覚めた後、家の窓から畑を確認したところ、クマがいるのを発見。
トウモロコシを食べている所を目撃しました。
その後、一旦クマの姿が見えなくなったため、菜園の持ち主の母親が外に出て確認したところ、再びクマを目撃。
男性は、家の中から動画を撮影したということです。
クマの大きさは、遠くから見ても約1メートル以上あり、姿が見えなくなった時間を含めても、50分近く菜園の中にとどまっていたということです。
この畑では、トウモロコシのほかにも作物を育てていて、枝豆やカボチャ、スイカなどが、シカによって食べられる被害は過去にもあったものの、クマによる食害は初めてだということです。家庭菜園内のクマ(視聴者提供・14日)
男性からの通報を受け、午前8時ごろに警察や市役所職員、ハンターなどが現場に駆け付けましたが、すでにクマの姿はなく、足跡だけが残っていました。
その後、クマによる被害や目撃情報はなく、警察が付近の警戒に当たっています。