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【線状降水帯】岐阜県・静岡県・愛知県に線状降水帯が発生する恐れ 台風5号は温帯低気圧に変わる《全国の週間予報と最新の雨シミュレーション》

2025年07月15日(火) 10時56分 更新

15日午後3時の雨シミュレーション(気象庁)
15日午後3時の雨シミュレーション(気象庁)

15日未明、北海道襟裳岬付近に台風5号が上陸しました。北海道に台風が上陸するのは9年ぶりです。

15日午前2時ごろに上陸した台風5号の影響で、北海道内には一時、暴風警報が発令し、釧路市では倒木などが発生しました。

釧路市内(15日朝)
釧路市内(15日朝)
JR根室線では始発から普通列車が運休したほか、豊頃駅付近の倒木の影響で停電が発生し、特急2本が始発から全区間で運休し、現在も遅れが出ています。

台風5号は、オホーツク海に抜け、午前9時ごろに温帯低気圧に変わりましたが、引き続き、高波などに注意が必要です。


◆台風第5号に関する情報(7月15日午前10時36分 気象庁発表)

北日本では15日は、高波に警戒してください。また、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。



[気象概況]
台風第5号は、15日午前9時に温帯低気圧に変わり、オホーツク海を北北東へ進んでいます。

台風から変わった低気圧は遠ざかりますが、太平洋高気圧が日本付近に張り出してきているため、日本の東では気圧の傾きが大きくなっています。

[風の予想]
北日本では15日は、引き続き強い風が吹く所があるでしょう。
15日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
・北海道地方…18メートル (30メートル)
 
[波の予想]
北日本では15日は、うねりを伴い大しけとなる所があるでしょう。
15日に予想される波の高さ
・北海道地方…6メートル うねりを伴う
・東北地方…5メートル うねりを伴う

北日本では、その後16日もうねりを伴ってしける所があるでしょう。

[雨の予想]
北日本では15日は、雷を伴った激しい雨が降り大雨となる所があるでしょう。
 
[防災事項]
北日本では、15日は引き続き高波に警戒してください。また、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。


◆大雨と雷及び突風に関する全般気象情報(7月15日午前5時55分 気象庁発表)

東日本では15日は、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。

東海地方では15日昼前にかけて線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。

また、西日本と東日本では落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意してください。

[気象概況]
低気圧が日本海西部にあって、ゆっくり北西に進んでいます。

この低気圧は、15日夜には朝鮮半島付近に達するでしょう。また、16日には太平洋高気圧が日本の南に張り出す見込みです。

西日本と東日本では、低気圧に向かって流れ込む暖かく湿った空気と、太平洋高気圧の縁を回って流れ込む暖かく湿った空気によって、大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り大雨となる所があるでしょう。

[雨の予想]
15日午前6時から16日午前6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
・関東甲信地方…150ミリ
・東海地方…150ミリ

その後、16日午前6時から17日午前6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
・関東甲信地方…150ミリ
・東海地方…200ミリ

その後、17日午前6時から18日午前6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
・関東甲信地方…100ミリ
・東海地方…150ミリ

◆線状降水帯

線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。

線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性のある地域と期間は、以下のとおりです。

・東海地方
岐阜県、静岡県、愛知県 15日昼前にかけて

[防災事項]
東日本では15日は、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。

また、西日本と東日本では、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。







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