“スリングショット”で鉄球発射⇒約80m先の店舗の窓ガラスを損壊か 33歳無職の男は容疑否認も「カラスを撃つために持っていた」自宅からは多数の鉄球発見
2025年10月03日(金) 07時46分 更新

9月、札幌市厚別区の共同住宅からスリングショットを使用して鉄球を発射し、オートバイ販売店の窓を損壊させたとして、33歳の無職の男が逮捕されました。
建造物損壊の疑いで逮捕されたのは、札幌市厚別区に住む33歳の無職の男です。
男は、9月30日午前9時ごろ、札幌市厚別区にある自宅マンションの7階から9階付近の非常階段から、スリングショットを使用して、直径約6ミリの鉄球を発射し、約80メートル離れたオートバイ販売店の窓ガラスに命中させて、損壊させた疑いが持たれています。
当時、店は開店準備中で、店内には従業員がいましたが、けがはありません。
警察によりますと、この店舗では、2023年夏ごろから10件ほど同様の被害が確認されていて、ここ数か月で被害が頻発していたということです。
警察は防犯カメラなどの捜査を経て、男の容疑を特定し、逮捕しました。
逮捕時、男はスリングショットを所持していて、自宅からは多数の鉄球が発見されました。
警察の取り調べに対し、男は「覚えていない」と容疑を否認しています。
また、所持していたスリングショットは「カラスを撃つために持っていた」と話しているということです。
警察は、動機やいきさつについて調べるとともに、ほかにも余罪があるとみて慎重に捜査しています。