十数万円で特殊詐欺グループに譲渡 銀行口座を不正に開設した疑い“仲介役”のスマホ解析から発覚 27歳の男「間違いありません」
2025年05月19日(月) 18時15分 更新

詐欺事件を捜査している深川警察署
去年3月、他人に譲渡する目的で銀行に預金口座を不正に開設したとして、27歳の男が逮捕されました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、福岡県飯塚市に住む無職、山口克弥容疑者27歳です。
山口容疑者は、去年3月、すでに逮捕、起訴されている男と共謀し、福岡県福岡市の銀行で他人に譲渡する目的であるのに、自分が利用すると銀行員をだまして開設した疑いが持たれいます。
今年1月、同じ手口の詐欺事件で逮捕された男のスマートフォンに山口容疑者とのやりとりが記録されていたことから、警察は裏づけ捜査を進め、山口容疑者の逮捕に至ったということです。
警察によりますと、すでに逮捕、起訴されている男は、特殊詐欺グループに売る口座を作らせる仲介役とみられていて、山口容疑者は、十数万円で男に口座を売ったということです。
取り調べに対し、山口容疑者は「間違いありません」と話し、容疑を認めているということです。
警察は、闇バイトの可能性も視野に、犯行グループの実態解明を進めています。