ニュース

Official Account

健康を内側からむしばむ「ガザのチェルノブイリ化」 イスラエル軍が侵攻続けるパレスチナ自治区ガザ 札幌市で専門家が講演

2025年05月18日(日) 09時42分 更新

 イスラエル軍が侵攻を続けるパレスチナ自治区ガザについて、専門家が札幌市で講演し、「ジェノサイドが行われている」と指摘しました。

 現代アラブの専門家である早稲田大学の岡真理教授は、イスラエルの攻撃でパレスチナ人の大量殺害だけでなく、歴史的な建造物や教育など、文化の破壊も進んでいると指摘しました。

 (早稲田大学・岡真理教授)
 「ドミサイド(住宅の大量破壊)、メディコサイド(医療システムの破壊)、エコサイド(環境破壊)、これらは「ガザのチェルノブイリ化」と呼ばれている。その土地にとどまって暮らすこと自体が長期的に見たときに彼らの健康を内側からむしばんでいく」

 小樽のアイヌ史研究者も講演し、近現代、強制移住やアイヌ語の禁止など、アイヌへの同化政策とパレスチナ自治区の占領政策との共通点を話しました。

北海道ニュース24