“重大インシデント”運輸安全委員会が現地調査 作業車がいた滑走路に全日空機が着陸態勢に 北海道・稚内空港
2025年08月25日(月) 18時25分 更新
全日空機が北海道の稚内空港で滑走路上に作業車がいたにもかかわらず、着陸態勢に入った重大インシデントについて、国の運輸安全委員会が25日現地調査に入りました。
8月20日、稚内空港で滑走路上に鳥を追い払う作業車がいたにもかかわらず、全日空4841便が着陸態勢に入るトラブルがありました。
着陸した時には作業車が滑走路から退避していたものの、国の運輸安全委員会は事故につながりかねない「重大インシデント」に認定。
25日午後、稚内空港に調査官2人を派遣し、全日空機側との交信記録などを確認しました。
運輸安全委員会 小野寺典文 調査官
「当時、どういう状況で滑走路に入ったのか。空港に着陸するまでの全体を把握する情報収集を考えている」
運輸安全委員会は26日も調査を行い、トラブルの原因を解明することにしています。