「従業員が本気になって魂を込めて…ほとんで寝ないで作業」ラピダスが試作品を披露 ラピダス小池社長「2ナノの本格的なトランジスタのデータ確認ができた」
2025年07月18日(金) 22時48分 更新
先端半導体の量産を目指す北海道千歳市のラピダスが18日、製品の核となる部品の試作に成功したことを明らかにしました。
18日、千歳市内のホテルで開かれた記者会見。
ラピダスの小池淳義社長らが工場で作られた半導体の部品のお披露目を行いました。
・ラピダス 小池淳義社長
「2ナノの本格的なトランジスタ特性のデータの確認ができた」
ラピダスが量産を目指すのは、回路線幅2ナノメートル級の最先端の半導体。
電流や電圧をコントロールする「トランジスタ」は半導体にとって欠かせない部品で、その動作を確認したと発表しました。
試作ラインが稼働したのは今年4月1日。異例のスピートで、その成果を示しました。
・ラピダス 小池淳義社長
「一番大事なのは従業員が本気になって魂をこめて、ものすごいい勢いでほとんど寝ないで作業したこと。目標である歩留まりに向けて、入念な計画と準備を進めている」
今後、量産に向けて、不良品率を下げ、売り手先を確保できるかが課題となります。
ラピダスは2027年度中の量産を目指しています。